がん講座(第3回) どの未承認治療がおすすめか?

インスタで「やさしいがん講座」という、がん治療を解説する投稿を行っています。今回、こちらで第3回目の内容を詳細に解説いたします。

テーマは「どの未承認治療がおすすめか?」についてです。(インスタアカウントは@satoru_osuka、インスタの元記事はこちらです)

有効性が高い未承認治療を選ぶには

まずは、前回までの復習と、今回のメイントピックについて見てください。

がん治療にはすでに効果が確認されて、一般的に広く使われている標準治療と、まだ効果が確認されていない未承認治療代替療法などとも呼びます)があります。

やさしいがん講座の第1・2回目でもお伝えしたように、医療者がお勧めするのは標準治療で、それ以外の治療をお勧めすることは稀です。代替療法を副作用や痛みの緩和などに使うことはあっても、がん治療効果を狙って使うことはありません。詳細については、第1回第2回の講座を見てください。

では、「標準治療を行ってください」で話が終わりかといえば、そうではない場合があります。標準治療で十分な効果が得られて、状態が安定すれば良いのですが、がんが進行している場合などは、標準治療でも安定した状態にすることが難しいことがあります。

そのため、標準治療後に、他に試せる治療がないかと、未承認治療の中から治療を探す場面が存在します。これは極めて自然な流れで、一般的に行われていることです。

しかし、第2回目の講座でも解説したように、未承認治療の中に有効な治療が含まれる可能性は極めて低く、むしろ詐欺的なものが横行していますので、その際に詐欺的治療に騙されてしまい、大金を巻き上げられてしまう事例が後を絶ちません。

ただ、以前にも解説したように、未承認治療の中には少ないながら、効果があって、未来の治療となる新治療が含まれる場合があります。今回は、それをどうやって探すのかというお話をします。

未承認治療の評価システムを知ろう

「OO療法はどうなのか?」「OOを食べると効くのか?」など、山ほどの質問を受けます。そのような質問を受けるとお伝えするのが、「個別のコンテンツを見て、見た目や宣伝で判断していては、効果の期待できる未承認治療を選ぶことは難しいです」とお伝えしています。

大事なことは、未承認治療の評価システムがあることを知って、調べたい治療がそのプロセスのどこにあるかを調べるのが大事です。

新しく開発されたお薬は左のプロセスから効果があるかを順番に確かめられます。それぞれの段階をクリアーすると次の段階に行きます。最終的に第4段階を合格すると、正式な薬剤として承認されて、標準治療と言われるものになります。

この詳細をお知りになりたい方は以前のブログ記事「未承認治療の何%が本当に効果を期待できるのか?」をお読みください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする