がん講座(第3回) どの未承認治療がおすすめか?

注意すべき未承認治療

逆に、このような未承認治療には注意すべきというのも、解説しておきます。

解説してきたように、選手権に勝ち抜いていることが大事です。まだ基礎実験(市民大会)レベルであったり、選手権からすでに脱落して臨床試験が行われていない薬には注意が必要です。

また、高額な支払いが必要なものには特に注意です。高額な支払いが必要な時点で臨床試験ではないということで、選手権外であることが疑われます。例外としては、ここでも説明した国内未承認薬と、先端医療があります。先端医療については過去ブログをご覧ください。これは特殊な枠組みで検討されている治療で、臨床試験の段階にあるもので、高額だからといって詐欺ではありません。しかし、高額な出費をして行うべきかについては慎重な検討が必要ですので、主治医と良く相談してください。

未承認治療を勧める人にはこの質問

今回の解説で「未承認治療の考え方」が理解できたかと思います。

臨床試験のどこまで進んでいるのか」

これを確認してください。「ネーミング的に効きそう」とか、「宣伝を見る限りは効きそう」とか、「この人は効いたというから大丈夫だろう」とかでは、正しい判断になりません。

もし、保険適応外の治療を誰かが勧めてきたら、この質問をしてみて下さい。

「その治療は臨床研究の何フェーズまで進んでいますか?」

何それ?というような人の話は鵜呑みにしない方が良いです。明確な回答が得られない治療には警戒をしてください。

今回のまとめ

今回の内容が何かの参考になって、がん患者さんと家族が安心して治療に向き合えることを切に願っています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする